こんにちは。
外も大分暑くなってきました。日も長いですね。今年の夏至は6月21日みたいです。
個人的にはこの時期、とても好きなんです。
子供には夏に向かうこの期間を存分に楽しんでもらいたいと思いますが、新型コロナの影響で何か中途半端な感じになってしまっているのが残念です。
数日前、アリの巣キットで1ヶ月程度飼っていた蟻を返しに行くという話をさせてもらいました。本当はアリを逃して完結のつもりでしたが、続編が出来そうな雰囲気になってきましたので、ダラダラとお話させていただこうと思います。時間がありましたら読んで下さい。
こちらの記事「アリの巣観察、オススメです」が前回の話です。
アリの巣を作ってくれたアリ達を感謝の気持ちで送り出す。
緊急事態宣言から約1ヶ月間、子供の為に一生懸命巣を作ってくれたアリに
「ありがとう。と言って元の場所に戻そう。」
と子供と一緒に全ての始まりの公園(近所)にアリの巣キットを持って向かいました。
5月のはじめから、アリの観察を初めて約1ヶ月、兄弟それぞれアリを捕まえて良い感じで巣を作ってくれました。
3週間目あたりからは、ありも巣を堀り進めるのはやめてしまった感じです。一通り完成したのでしょうか。
「初めてのアリの巣観察としては十分!よく頑張ってくれた。」という気持ちでした。子供とも「またやりたくなったら、やろうよ。」といった会話もしながら公園に向かっていました。
公園に到着。
近所の公演に到着しました。
みんなで名残惜しくアリを逃してあげるイメージでしたが、子供達は公園に着いた瞬間自分の目当ての遊具に向かって一目散。。。
子供なのでしょうがないですよね。
オヤジひとりでアリを逃すことになるかもしれない。と覚悟は決めました。
お兄ちゃんが親分見つけたと言って、めちゃくちゃデカいアリを持ってきました。
お兄ちゃんは、遊具ではなくすぐにアリ見つけて戻ってきました。
「親分を見つけた。」と言ってアリを持って戻ってきました。そのありが、めちゃくちゃデカい。2センチあるんじゃないかという勢いです。それを普通につまんでくる子供にもびっくりしましたが。。
びっくりしたのも束の間、
「これ、女王ありじゃないか!?」とふと、感じるところがアリました。
先日記事を書いた際に参考にした「ありとあらゆるアリの話」の女王アリの話がうっすら残っていました。http://ant.miyakyo-u.ac.jp/BJ/antStory/index.html
でも、記憶では女王アリは地中奥深くにいて中々捕まえることができないはずですが。早速調べてみました。
調べてみたら、一つの集団”コロニー”の中心の女王アリかも!!
調べてみたところ、やはり女王アリが巣から出て結婚飛行する時期が今の時期のようです。
夏が過ぎて9月になると、羽アリが誕生するが、これはそのまま越冬して、翌年の春、結婚飛行に飛び立つ。結婚飛行は5月末から6月初めごろに行われるが、天候などの条件がある。
「ありとあらゆるアリの話」より
(1)2、3日前に雨が降って、天気が回復に向かってきている。
(2)気温が上昇し、空気中に湿気が残っているせいか、蒸し暑く感じる。
(3)晴れていて、風はない。
(1)は当てはまらなかったのですが、翌日が雨の予報で、晴れていても湿気がある感じでしたので、天候の条件が一致してました。
また、特徴は以下を参考にして、
クロオオアリの働きアリは「多型」といって、かなり大きいのがいるが、女王アリのほうがずっと大きく、17ミリぐらいある。いちいちメジャーを持っていって測るわけにもいかないが、女王アリは胸の部分が大きいのが特徴である。働きアリの胸は逆三角形をしているが、女王アリは長楕円形とでもいうか、両脇のラインは平行している。それに、よく見ると翅の跡がある。いうまでもなく、働きアリには翅はない。・・・・・・以上の点を見きわめたうえで、女王アリをそっと採取する。
「ありとあらゆるアリの話」より
体調1.7センチ位 / 胸の部分が大きい / 胸の両側に翅の付け根のような痕もありそう。(ここが微妙で判断がつきませんでした。)
と言ったことから、女王アリという事にしました。
案の定、子供が飼いたいと言い出しました。
私自身が女王アリ発見に興奮してしまったのもありますが、案の定、
子供達が「女王アリを飼いたい!」と言い出しました。当然といえば当然ですよね。
家に帰って、奥さんに何と言われるかは後で考えるとして、一旦持って帰る事にしました。
あとは容器ですが、当然、新しいアリの巣キットはありません。3人で考えた末、
邪道ですが、弟の観察キットのアリを全て逃して、女王アリを入れました。。。
感動のお別れも何もありませんでした。。
(ちなみに、もう一つのアリの巣キット(お兄ちゃんのもの)は結局逃さずそのまま持って帰ってきました。)
巣の近くの、働きアリを入れる。
加えて、「女王あり1匹だけだと可愛そう。」という事で近くの同じ巣出身??
と思われる小さい働きアリを20匹捕まえて一緒に入れました。
グチャグチャでアリ達には申し訳ない気持ちになりましたが、オヤジもワクワクしているのに気づきました。
家に帰って、奥さんも「大きくてちょっと気持ち悪い」とは言ってましたが、飼っても問題なさそうなので一安心です。
次の日、アリの巣が凄い進化を遂げる。
次の日、心配しながら恐る恐るアリの巣を見てみたら、すごい事になってました。
女王アリは、地上にいましたが、他の働きアリが相当働くらしく、前のアリ達が作った巣を引き継いで掘り進めて、かなり進化していました。
毛細血管のようなイメージです。
女王アリの寿命は15年くらい。(長い!!)
また調べてみると、女王アリの寿命は上手くいけば15年程度とのことです。
下手したら犬とかよりも長生きなことに結構衝撃を受けました。
この先、どうやって飼っていくかは全くイメージはついていない状態ですが、他の動物とは違って飼うのに困ったら、公園に逃せば良いだけかな。と思っています。
もう少し家族で「アリの巣観察」楽しみたいと思います。
大したことではないですが、まだ話の続きがありますので次回書きたいと思います。
今回の一つ前の話「アリの巣観察、オススメです」も併せてどうぞ。
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