こんにちは。
先日、近所のブックオフに立ち寄ったところ、このロバートキヨサキさんの「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」が偶然にも見つかりました。値段は437円。定価だと2200円なので、即購入しました。
以前、不動産投資の本でこの本が紹介されていましたのでずっと読みたいなと思っていました。金持ち父さんシリーズならではの色味と分厚さがなんとも言えない感じです。
5,6年前に「金持ち父さん、貧乏父さん」は読んだのですが、ほぼ内容は頭から消えていました。。
本来なら、順番に読み進めてこの本にたどり着く方が良いとは思うのですが、いきなりこの本にいってみました。
結論からお伝えすると非常に勉強になりました。
僕なりに大切な事を敢えて一言でまとめると、
お金持ちの器を持たないといけない。早くお金持ちになって引退する為に必要な”レバレッジ”の効いた考え方を常にできる様に努力を継続すること。
長くなりました。。。
今回読んでみて、自分が印象に残ったところ、感じた事を書きたいと思います。
僕みたいに、経済的自由を達成したい方の参考になればと思います。
この本はレバレッジに関するもの。
レバレッジとは ”てこ” のことですよね。
学校の理科では 長い棒の様なもの と 支点となるもの を利用して小さい力で大きなものを持ち上げたり、動かしたりしました。これが ”てこの原理” でした。
ビジネスの世界では、
自分の力(お金)だけでなく他人の力(お金、資本)を利用して、より大きな成果をあげる事
の意味で使われます。僕も、FXや株で「レバレッジ」を利かせて取引する。等で聞いたことはありましたが、実際にやった事はありません。
本書も、そういった「レバレッジ」の話なのかなー。と勝手にイメージしていたのですが、そうではなくて、
「さらにより少ないもので、さらにより多くをする能力」
本書より
全般を言っています。ちょっと抽象的なので、僕はこう理解しました。
最初は小さくても、頭を使って、お金持ちになる正しい手段を使うことができれば、速く大きな成果を上げることが出来る。
この能力全般を「レバレッジ」と理解しました。
本書の中のいろいろな箇所で”レバレッジ”という言葉が出てきますが、レバレッジという言葉に慣れていない方は無理にレバレッジと使わなくても、自分でイメージできる言葉に置き換得た方が頭に入り易いと感じました。
三種類のレバレッジが紹介されていて、最も重要となるのは頭脳のレバレッジ。
本書では、3つのレバレッジ「頭脳のレバレッジ」「プランのレバレッジ」「行動のレバレッジ」の3つに分かれていましたが、全てにおいて、著者が提案する、金持ち父さんからの教えを実践することで、最大限のレバレッジを利かせて利益を得る(=お金持ちになる)方法が書かれています。
最も大切な全てのもととなるのは「頭脳のレバレッジ」です。プランも行動も全ては頭で考える事から始まりますもんね。
「頭脳は最強のレバレッジの道具」です。
ここで、”自分の頭で最大限レバレッジを効かす”=お金持ちになる為に最も大切な頭の使い方は
「自分の現実を広げる。」事です。
ちょっと分かりにくいですよね。僕は、頭の中で自分が出来ると考えられる範囲をドンドン広くしていく。と理解しています。
本書の中の例えでは、
ライト兄弟が空を飛ぶまで、殆どの人が「人間が空を飛ぶなんて無理だ。」と考えていました。この人たちの頭では「人間が空を飛ぶ」事は、自分が出来ると考えられる範囲の完全に外ですよね。
一方ライト兄弟の頭では、「人間も空を飛べるはずだ。どうしたら人間は空を飛べるだろう。」と毎日本気で考えていたはずです。ライト兄弟にとっては空を飛ぶことは出来ると考えられる範囲内です。
後者の方が、頭の中の「現実」が広いですよね。例はライト兄弟ですが、お金に関しても同じことがいえます。代表的なものは
貧乏=「これ買うお金はない」 お金持ち=「これを買うにはどうしたら良いだろう」
です。これをみて、僕は絶対「これを買うお金はない」と言わない様にしようと決意しました。特に子供たちの前では。逆に、「どう頑張ったら。これが買える様になるかなぁ??」と一緒に考えよう決めました。
また著者は、自分の現実を広げる事を「頭のコンテクスト(器)を大きくする」とも表現しています。
日本人にはこっちの方がわかりやすいかもしれません。僕はこっちの方がしっくりきました。
金持ちになる頭の器を大きくする。
金持ちになる頭の器のイメージは、
- 稼ぐ勉強をして、自分で起業して、お金を稼ぐ。
- 副業で、お金を稼ぐ。
- 収入源をいくつも持って、収入up。
- 自分で規模を大きくして、収入up。 と言った感じで。
逆に、こんな感じではお金持ちの器は手に入れれないと思います。
- 勉強して、良い会社に入って、高い給料をもらえれば安泰だ。
- 昇進して、給料を上げていこう。
一昔前まではこれでも良かったかもしれませんが、今の時代はこれでは経済的に危険だと思っています。
SクワドラントとBクワドラントの違い。
ロバートキヨサキさんの著書では、収入を4つにカテゴリー分けしています。
1つ目がEクワドラント。これは従業員です。勤労収入を得ています。
2つ目がSクワドラント。これはSmall Businessのオーナー。個人事業主。
3つ目がBクワドラント。これはBusinessオーナー。
4つ目が I クワドラント。これは投資家。
2つ目のSクワドラントと3つ目のBクワドラント。どちらも起業をして、お金を稼いでいますが、大きな違いはお金を稼ぐ器の違いだそうです。
スモールビジネスのオーナーは
自分個人の力とそこから生まれる人間的なつながりを頼りに、個人的にサービスを提供している。
ビジネスオーナーは
従業員とシステムを使って、出来るだけ多くの人にサービスを提供。
どちらも、十分社会貢献はしてますが、多くの人を幸せに出来るのはビジネスオーナーですし、幸せにした分稼げるお金額も大きいです。
SクワドラントからBクワドラントに器を広げるには。
敢えて、Sクワドラントで事業をしている個人事業主も多くいるとは思いますが、よりお金持ちになるにはBクワドラントを目指す事になると思います。
その為には、自分の器をビジネスオーナーの器を広げないといけません。その時に必要になってくるスキルが、以下の2つだそうです。
①人のマネージメントのスキル
②コミュニケーションのスキル
その通りだと思います。そして、組織が大きく慣ればなるほどこの2つのスキルが高くないとビジネスは成り立たないと思います。
また、ビジネスオーナーは「一番最後に儲ける」事を意識しなければなりません。お客さんを喜ばしてお金を稼いで、従業員に給与を払って、最後に残った利益を自分の稼ぎとする。これがお金持ちの考え方です。
自分に当てはめると。
僕の様な初心者が器を大きくするには、
まず
①副業で自分の力で稼ぐ能力をつける。
②収入源をいくつも持つ。
③自分の努力で規模を大きくする。
ここからさらにお金持ちになるには、
④人のマネージメントスキルとコミュニケーションスキルをつけて、
ビジネスオーナーの器に広げる。 だと思います。
果てしないですね。。。
でもまずは、1円でも良いので自分で稼ぐ力をつけないと何も始まらないので①の為に日々成長です。
この記事を書いて、改めて思うのですが、この新型コロナウイルスで大なり小なりたくさんの企業が苦しい状況を強いられていると思います。そんな中、自分の事よりも従業員を露頭に迷わせない為に必死に会社を守ろうとしている経営者はやはり大きな器を持っていると思いました。
また、市民の生活を第一に考えて必死に対策を考えている政治家の皆さんも器の大きさを感じます。
僕も器を大きくする為に、日々精進します。
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